アラブ・エクスプレス展

おぼんぼんぼんおぼんぼん。
お盆ですねー。お盆ですわー。
今日は夕方、ご先祖をお迎えする「迎え火」で
お墓参りに行ってきました。
お墓の掃除なんかをしていたら、汗びっしょり。

わたし、汗っかきなんですね。
普通に言えば、汗っかき。
よく言えば、代謝がいい。
良くなく言えば、燃費が悪い。
水を飲んでも飲んでも汗で出ちゃうからね。

まるで遥か沖の方から突如海岸に現れた、深海人?よろしく
(汗びっしょりというより)むしろ水びたしになっておりました。

それはそうと。

***
さて先日のこと。
用事が比較的早めに終わったので、その足で六本木ヒルズへ走った。
東京湾の花火大会と重なったために、浴衣を着た女の子や
カップルらが街を彩っていたが、そんな風情に浮かれる余裕もなく、
森美術館で開催中の「アラブ・エクスプレス展」に駆け込んだ。

中東界隈に友人が何人かいることもあってか、
アラブ圏の社会や文化などにかねてから興味があって、
アラブって面白いよね、アラブってアツいよね、などと思ってきた。
興味が高じて『アル・クルアーン』を読んでみたり、
アラビア語を勉強してみたりしたこともある。
今でも、私のパソコンでは定時になるとアザーンが流れてきたり
たま~にラジオで「アラビア語講座」を聴いていたりする。
そんなことだから、iPadのアプリFlipboardで
『アラブ・エクスプレス展』を見つけた時は、
現代アートの展覧会という点も相俟って、
時間があったらぜひ行きたいなー!!と思っていた。

そんなところへ、ちょうど上手い具合に時間ができたので、
おもしろそー!!とばかりに、アラブ展にダイヴしたのであった。
ざぶーーーん!!

で、「ざぶーーーん」してみたのであるが、すぐさま、
ろくろく事前に調べもせず軽いノリで飛び込んだ自分を恥じた。

そんな軽いノリの展覧会ではなかったのである。

アラブ社会は、その興味深い文化や華やかなイメージとは裏腹に、
複雑な問題を抱えている、といわれる。

イスラエル・パレスチナに見られるような今なお続く紛争の問題、
湾岸戦争やイラク戦争などこれまで経験した度重なる戦争の痕跡、
複雑な歴史、石油といったエネルギー資源や環境の問題、
テロリズムの問題、古い国の形と現代化し発展・新興してゆく都市、
そしてその下で汗を流して毎日を生活している移民の問題、
イスラム文化に根ざした古い社会慣習や伝統とそれに抗う動き……。

アメリカを人種の坩堝というけれど、
ここではアラブという大きな坩堝の中で容易に解決のつかない問題が
いくつもいくつもこんがらがりながら、糸を引き合いながら、
ごうごうと動いている。
アラブというイメージの下で、
重く深刻なものたちがごうごうと動いている。

作家たちは、こうした問題に自ら体当たりし、
その本質を深く抉った迫力ある作品を、
ときにグロテスクに、ときに鮮やかに見せている。

作品を通して私は、そんなアラブ社会の現実の一端を見たのと共に
作家の、現実に抗う強靭な魂の力をみた気がした。
そのパワーがあまりにも強かったためか、私の内心はいまでも
そのショックにうち震えている。

展覧会は10月28日まで。
時間のある方は一度見に行ってみたらどうだろう。
私のように、♪アラブ♪アラブ♪ というノリで行ってみて、
なんらかのショックに打たれて帰ってくるのも
また面白い体験かもしれない。

いま展覧会のwebを見たら、6月にアーティストトークを
やっていたみたい。うおーー!!

 

【展覧会情報】

アラブ・エクスプレス展
ーアラブ美術の今を知るー

 

web:

アラブ・エクスプレス展web

 
会期:2012年10月28日まで
会場:森美術館 (六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00-22:00 (火曜日は17:00まで)
入館は閉館30分前まで。
会期中無休
入場料:一般 1500円
学生(高/大) 1000円
子ども:4歳-中学生 500円

 

 

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